ステッカーを貼るコツ

簡単ですぐ覚えられるプロの技、水貼りを覚えましょう。

大きなステッカーは空気が入りやすい上に、間違えた時の位置修正が非常に困難なので、石鹸水を用いた水貼りで貼ります。石鹸水を用いると、厄介な気泡が簡単に押し出せるのでとても美しく貼れます。位置の修正も簡単です。プロ技ですが、意外と簡単なので大きなステッカーを上手に貼りたいときにぜひ試してください。

水貼りの手順

1. 資材、道具を用意する

まず材料と道具を揃えます。中性洗剤(台所用で可)、霧吹き、コップ、タオルや雑巾など。

2. ごく薄い石鹸水を作る

コップ1杯の水に対して台所用液体洗剤1滴を加えて、少し混ぜて弱石鹸水を作ります。1リットルなら3滴程度で充分、泡立ち過ぎないよう薄く薄く作るのがコツ。

3. 霧吹きに石鹸水を入れる

作った石鹸水を霧吹き(アイロン用)に入れます。※もし霧吹きがなければ適当な容器でも構いません。

4. 下地を綺麗にしてから吹き付ける

貼る場所のホコリやゴミ・油脂を取り除いてきれいにしてから、霧吹きで貼る場所に石鹸水を吹き付けます。※霧吹きがない場合はステッカーの糊面を石鹸水でたっぷり濡らします。

5. 軽く貼って位置決め

ステッカーを軽く貼り、位置を決めます。この段階なら石鹸水のお陰で、何回でもやり変えができるので、落ち着いてやりましょう。

6. 空気を抜きながら貼る

位置が決まったら、ゴムヘラ(なければ濡れタオルでも可)で石鹸水と空気を押し出しながら、きちっと貼り付けていきます。

ヘルメットやタンクなど複雑な三次曲面はコツが要ります。上手く貼れない時は、ドライヤーで徐々に熱をかけ、しわにならないようゆっくり伸ばしながら貼りましょう。

7. 水気を拭き取って完了

貼り終われば水気を拭きます。水分が完全に乾くと完了です。

万一、小さな気泡が残ってしまった場合は、針で小さな穴を開けると空気を押し出せます。

剥がし方のコツ

  • 綺麗に剥がせないときは、ドライヤーでじんわり暖めながら端から剥がします。
  • 糊残りした場合は、市販の「ステッカー剥がしスプレー」などで糊を表面からよく浮かせた後、キズがつかないよう柔らかいもので拭きとって下さい。シンナー系の強い溶剤は塗装を痛めますので、使用してはいけません。
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